うなぎ屋の開業のために必要な設備や資金、さらに開業するための手順を紹介します。
うなぎ屋は江戸時代から続いている伝統的な店舗もあり、参入するにあたっては独自のコンセプトなども必要です。
開業後も長く愛される店舗になるためにできることを考えておくことも大切です。
うなぎ屋を開業する前には、飲食店が開業するために必要な手続きを進めておく必要があります。
申請のための書類を揃える必要もありますので、これらの基本的な手続きは早め早めにおこないましょう。
飲食店全般は飲食店営業の申請を保健所に対しておこなわなければなりません。
申請書の他に、店舗の図面、水質検査証明書、さらに必要であれば法人登記簿謄本を一緒に提出します。
これらの書類に不備があると許可を得て営業を始められませんので、まずはこの営業申請をおこないましょう。
食品衛生法によって、飲食店には食品衛生責任者を一人以上置くことが定められています。
食品生成責任者は、調理師、または栄養士、製菓衛生師のどれか一つ以上の資格を所有している人でなければなりません。
ですがこの資格を所持していなくても、保健所が実施している講習と試験を受けると責任者として認められます。
その他にも開業届の提出、健康保険や厚生年金の手続き、雇用保険の手続き、税金関連の手続きなど、飲食店開業の前におこなっておくべき手続きはたくさんあります。
飲食店の規模や従業員の数などによっておこなうべき手続きには違いがあります。
うなぎ屋の開業に必要な設備、資金について解説します。
一般的な飲食店開業に必要な設備からうなぎ屋ならではの設備まで、必要なものを考えておきましょう。
うなぎ屋の開業にはまず厨房設備を揃える必要があります。
うなぎ屋はメニューが少ないので業務用冷蔵庫でもそこまで大きなサイズのものを購入する必要はありません。
しかし調理台や焼き場などはきちんと確保しておきましょう。
うなぎ屋開業のためには不動産取得費、内装工事費、外装工事費、厨房機器の購入代金、テーブルやいすなどの家具の購入代金、さらに備品代などが必要です。
広告宣伝費、人件費、SNSやホームページの運営資金もかかります。立地や広さ、厨房機器の質などにもよりますが、高いと2000万円以上かかることもあります。
うなぎ屋開業のために必要な手続きを済ませて設備を揃えて開業できたとしても、繁盛店を目指し続ける必要があります。
おいしいうなぎ屋として人気を集めるのはもちろん、他のうなぎ屋にはないコンセプトのメニューを出す、テイクアウトメニューを充実させる、ネットから注文できるようにするなど、現代のニーズに沿った営業方法も取り入れましょう。
うなぎ屋の開業のために必要な手続きなどを紹介しました。
うなぎ屋は高単価で必要な食材も少なく、調理方法も簡単なためチャレンジしやすい飲食店の一つです。
他のうなぎ屋に負けない魅力を考え、積極的にアピールすることで、長く愛され続けるうなぎ屋を目指せます。