新型コロナウイルス感染対策の一環として飲食店への来店を控える人が増えています。
飲食店が今後生き残るためにはデリバリーサービスの導入が欠かせないといっても過言ではありません。
飲食店がデリバリーサービスを開始するためにはどんな準備が必要なのか、デリバリーのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
飲食店がデリバリーを始める際に必要な準備を紹介します。
まずはデリバリーの許可を取る必要があります。
現在提供しているメニューと同じものをデリバリーする場合は許可は不要ですが、新たにメニューを用意する場合は別途許可が必要です。
提供しているメニューを冷凍してデリバリーする際も別途許可が必要なので注意しましょう。
デリバリー用のメニューについて、ドリンクなどそのまま提供できるのか、料理の場合はどのように盛り付けるのか、具材とごはんを別に提供するのかなどを考えなければなりません。
安価な使い捨ての容器から店舗や料理の雰囲気を壊さない高級な容器まで、容器にこだわる飲食店も多いです。
従業員がデリバリーをおこなうのか、デリバリーサービスをおこなう業者と契約するのかを考えましょう。
従業員がデリバリーをおこなう際は人件費や自転車、バイクなどの用意が必要です。
デリバリーサービス業者と契約する際はサービス料、契約料も確認しましょう。
飲食店がデリバリーサービスを始めると、これまでその店舗を利用したことがなかったユーザーに対してもアピールできます。新規顧客の獲得につながるというメリットがあります。
デリバリーサービスで飲食店のことを知ってもらえれば、その後来店してもらうことにもつながります。
また、来店するユーザーが減っても一定の売り上げを確保することができるでしょう。
デリバリーを開始する際にデリバリーサービス業者と契約したりサービス料を支払ったりといった数万円の出費は必要ですが、飲食店の経営を続ける上で大きなコストがかからないというのもメリットの一つです。
初期費用が無料のデリバリーサービス業者もありますので、費用を抑えたい方はチェックしてみてください。
飲食店がデリバリーサービスを開始すると、料理に一層力を入れなければなりません。
店内の雰囲気を重視した飲食店の場合は料理だけだと勝負できない可能性もあります。
また、掲載している写真と実際に届けられる料理に違いがありすぎるということのないようにしましょう。
また、デリバリーサービス業者の対応が悪かったりきちんと届けてもらえないなど、関与できない部分でトラブルが起きる可能性もあります。
配達スタッフの質が高い業者と契約する、自社の従業員に配達させるのも方法の一つです。
飲食店がデリバリーサービスを開始する際の準備やメリット、デメリットを紹介しました。
今後飲食店を存続させるためにはデリバリーサービスの導入は大切です。
どんなメニューを提供できるのか、どんな業者と契約する必要があるのか、どんな準備、申請が必要なのかを考えて、早速デリバリーサービスを開始しましょう。