ハンバーガー屋を開業するためにはどんな設備が必要で、どれくらいの資金を用意する必要があるのかを解説します。
ハンバーガー屋を開業するために必要な資格や成功する立地選びのポイントなど、ハンバーガー屋開業前に知っておきたいポイントも紹介します。
計画的にハンバーガー屋開業に向けて準備を進めましょう。
ハンバーガー屋にはガスコンロの他グリル、フライヤー、調理台、シンク、冷蔵庫、冷凍庫、ドリンクサーバー、製氷機などが必要です。
調理設備だけでなくレジや冷房、客席の家具、ハンバーガー屋のコンセプトに合う内装なども揃えなければなりません。
作業手順は少ないもののこまごまとした設備が必要になりますので、事前によく確認しましょう。
ハンバーガー屋の開業には700万円から1000万円程度の初期費用が必要です。
ですが家賃の低いエリアを選ぶ、居抜き物件を選ぶなどの工夫で初期費用を抑えることも可能です。
厨房機器を新品ではなく中古品で揃える、内装をDIYする、自分でチラシを作成したりSNSで情報を拡散するなどの資金を抑える方法も取り入れましょう。
ハンバーガー屋だけでなく飲食店を開業する際は飲食店営業許可を得る必要があります。
この許可を得るには規定のサイズの厨房機器を揃えたり食品衛生責任者の資格を取得しなければなりません。
営業時間帯によっては深夜営業許可を申請したり、客席数によっては防火管理者の申請をしたりする必要もあります。
ハンバーガー屋を利用する客はカジュアルに食事を済ませたい場合が多いです。
人通りの多い場所、若者やビジネスマンが多い場所、駅前などがおすすめです。
居抜き物件は初期費用を安く抑えられますし、二階以上の物件であれば路面店よりも家賃が安いケースが多いです。
地方で開業する場合は広々とした店内、駐車スペースを確保することも忘れないようにしてください。
ハンバーガー屋の開業を成功させるためのポイントを3つ紹介します。
SNSアカウントを開設してフォロワーを増やす投稿をする、拡散してもらう、口コミサイトを活用するなど、インターネットを利用した集客方法は必須です。
クーポンを配布する、地域のフリーペーパーに広告を打つ、取材を受けるなどの方法でも集客率を高められます。
リピーターを獲得するためのクーポンやポイントカードの作成もおすすめです。
原価を抑えつつ美味しいハンバーガーを提供するためには仕入れ先選びも重要です。
大量に仕入れることで単価を抑えられるケースも多いため交渉は必須です。
パン、肉、野菜など、こだわりの仕入れ先を選びましょう。
飲食店では原価は価格の40%、人件費は20~30%程度に留めることが理想です。
これ以上原価、人件費の割合を高くすると今後経営が成り立たなくなります。
一方で低くしすぎると味や品質、サービスが低下し、リピーターや新規顧客の獲得につながりません。
ハンバーガー屋の開業について解説しました。
設備選び、初期費用の調達、必要資格の取得、さらに出店する場所選びなど、ハンバーガー屋開業に必要な準備をすすめていきましょう。