飲食店の開業に向けて内装業者を探している場合、
業者を選ぶのがおすすめです。飲食店の印象を大きく左右する内装の仕上がりは、内装業者の腕次第で決まります。しかし、内装業者もすべてが納得のいく仕事をしてくれるわけではありません。
そこで今回は、飲食店開業に向けて内装業者を選ぶ際のポイントを4つご紹介します。
最初のポイントは、施工実績が充実していることです。開業したばかりの内装業者や、評判の見つからない業者は、外れを引く可能性が高いのでなるべく避けましょう。
基本的に、腕のよい内装業者は口コミの評価がよく、一度施工を頼まれた飲食店やそのオーナーから継続的に仕事の発注が発生するため、実績が増えやすいです。
また、内装業者が自社のホームページなどで実績を公開するためには、クライアントの同意を得る必要があります。
仕事の依頼数が多くても、仕上げや対応に問題があると、実績の掲載を認めてもらえません。実績が豊富であるということは、多数のクライアントから信頼されている可能性が高いという証明です。
なお、ひとくちに飲食店といっても、ラーメン屋やカフェ、居酒屋など形態によって内装デザインの仕様はまったく違います。
業者によって和風デザインが得意、洋風デザインが得意といった得手不得手もあるため、なるべく幅広いジャンルの飲食店、様々な種類のデザインを手掛けている内装業者がおすすめです。
内装工事を請け負っている業者のなかには、デザインから相談できるところもあれば、工事だけ請けているところもあります。初めて飲食店を開業するなら、内装工事だけでなく、開業に必要な機器のリースに対応している業者がおすすめです。
また、リース機器を使うと開業の初期費用を抑えられますが、売り上げが安定してくるとリース料金が負担になってきます。必要に応じて、将来的にリース機器の買い取りもできる業者を利用するとよいでしょう。
最初から機器の調達先や内装工事の業者をひとつに絞り込んでいれば、複数の業者とやり取りする必要がありません。長期的に関係を結ぶことで信頼関係も築けるので、リース機器の入れ替えなどといった交渉もしやすいでしょう。
ただし、1社に多くの仕事を任せると、内装業者が倒産したときのリスクが高いです。サービスの安定性を考えると、ある程度の年数営業をつづけており、経営状態が安定している内装業者を選ぶのがおすすめです。
自己資金だけで飲食店の開業をしようと思っても、たいていの場合費用が足りません。そのため、飲食店オーナーの多くが、銀行や日本政策金融公庫から融資を受けて飲食店をオープンしています。
ただ、金融機関から融資を受けるためには、審査の突破が必要です。料理人としてどれだけ腕がよくても、事業計画書の内容があいまいだったり、事業計画が甘かったりすると審査には通りません。
金融機関とのやり取りには自信がない場合は、開業資金の融資について相談を受けてくれる内装業者を頼ることをおすすめします。
依頼主の要望を聞いて、仕様や予算を調整してくれるかどうかも重視しましょう。施工事例やオーナーのインタビューを調べると、どの程度依頼主側の意見を反映しているのかを判断できます。
飲食店のデザインは、内装業者の施工次第です。なかには腕が悪かったり、依頼主の要望を聞いてくれなかったりする業者もいるので、実績豊富で開業全般の相談に乗ってくれる内装業者を選びましょう。