これから居酒屋経営をはじめようと考えているなら、
といった、繁盛店に共通する内装デザインを取り入れましょう。今回は、成功する居酒屋が実践している店舗デザインのポイントを4つ解説します。
繁盛している居酒屋は、多くの場合外から見たときに、
ということがひと目で伝わるよう、道路沿いのエントランスを作り込んでいます。
居酒屋経営をするなら、できるだけ多くの人に「入ってみようかな」と興味を持ってもらうことが重要です。そのために役立つのが、外からお店のコンセプトが分かるエントランスです。
活魚を使った海鮮居酒屋というコンセプトなら、いけすを道路側から見えるようすると、「新鮮な魚を食べられるお店」であることが伝わります。大衆居酒屋なら、顔が分からないように配慮しつつ客席を見せ、にぎやかで楽しそうな様子を外に見せて集客してもよいでしょう。
繁盛店は、客席のレイアウトにもこだわりを持っています。基本的には、居心地のよさを重視した内装をおすすめしますが、予約状況によって席数を柔軟に変更できるよう、ある程度レイアウトに自由度を持たせておくことも大切です。席数については店舗のコンセプトや平均予算によっても変わるため、店舗ごとに適切なデザインを考えましょう。
和風居酒屋の場合、木製の仕切りを置いたり、座卓や掘りコタツなどを置いたりすれば、店舗のコンセプトに合った雰囲気を演出できます。大衆居酒屋を意識した店舗なら、仕切りが少なく、視線が奥まで通るようにしたほうが開放感を生み出せますし、半個室や個室を売りにするなら、障子などを使って小上がりのスペースを作ってもよいでしょう。
また、店舗の広さが限られている場合、あえてソファ席や個室をなくしてカウンター席だけ作り、席数を絞って満席率を高めるのもおすすめです。その分単価を高くして提供する料理とお酒のレベルを上げれば、席数が少なくても利益を出せます。
人間は、建物の中を左回りに移動することが多いです。そのため、コンビニなどでは、反時計回りに移動するだけで「お弁当・飲み物・日用品・雑誌」をチェックできるように動線を作っています。居酒屋ではお客様が酔っていることも多く、トイレや会計カウンターまでの経路が分かりづらいとストレスを感じてしまいます。食事が終わったらスムーズに会計できるような会計場所を設定しましょう。
広さの関係で客席が店舗の奥まった場所にもある場合は、テーブルチェックを採用するという解決策もあります。
といった工夫を施すことも大切です。ちょっとした気遣いがあるかどうかで、コンセプトへの没入感が大きく変わります。
たとえ一流シェフの作ったフレンチのコース料理でも、食べる場所がガレージスタイルの内装では人気店にはなれません。繁盛店は、味だけでなくマーケティングや内装も重視しています。市場の成功例を参考にして、居酒屋経営を成功させましょう。