今回、私たち厨房屋が内装工事をさせていただいた「麺屋 淳陛屋(ジュンペイヤ)」の店主 坂内さんのところへオープンして2週間のところお話をうかがってきました。
坂内さんのお店は、JR常磐線「亀有駅」徒歩9分のアリオ亀有近くの環七通りにあります。彼はラーメン業界初の車イスの店主として、我が社も初めて内装工事をさせていただきました。
彼がラーメン店の開業に向けてどのような工夫をされてきたのか?貴重なお話が聞けましたので、ぜひ参考にしてみてください。
お話を伺ってみて、最初に感じたのが彼の行動力の高さと研究熱心な姿勢です。
運動するのが昔から好きで体力には自信があるという坂内さんは、車イスでの長距離移動が半端じゃありません。厨房備品を買いに行くときなどは、電車を使わずに車イスだけで秋葉原からかっぱ橋まで3キロ以上の道のりを移動することもあるそうです。ご本人いわく「20~30キロなら余裕」とのこと。
この行動力の高さは、ラーメン店への研究でも発揮されます。開業前には数多くのラーメン店を食べ歩きし、良いところを自分流にアレンジして取り入れるべくアイデア集めをしていたそうです。
そんな坂内さんが数多くのお店を見てきた中で、繁盛している人気店にある意外な「共通点」を発見したのだとか。
それは今回、私たちが内装工事の打ち合わせをした際にもこだわりとして議題にあげられていました。
実際にお話を伺ったときの様子を見てみましょう。
坂内さん:
それはもう、何よりトイレですね。
とにかくトイレにはこだわっていて、
広く、きれいに、そしておしゃれにとオーダーしました。
壁紙もとてもおしゃれですし
ドアもスロープ型で使いやすくオーダー通りで気に入っています。
とにかくトイレの話になると途端にテンションが上がり話し始める坂内さん。よほどこだわりがあった模様です。気になるその理由を尋ねてみると、自分が使いやすいのはもちろんのこと「女性客獲得」のためだとか。
たくさんのお店を食べ歩きしてきた中で、「繁盛している人気店はトイレがきれい」という共通点を見つけ、さらにトイレがきれいなお店は女性客も多いということに気が付いたそうです。女性の気持ちをつかむことができたお店には、自然と男性客も入店するようになるのだとか。
確かに、ラーメン店といば男性客が多いというイメージがありますが、
淳陛屋の店内は、明るく綺麗で女性だけでも入りやすそうです。
店内が見えるガラス張りの外観。
入り口のドアは車椅子様にスライド式になっていて
木目調で明るい配色がオシャレです。
坂内さんが取り入れた女性客獲得のためのアイデアは他にもあります。
ここまで女性に対する気配りのされたラーメン店も珍しいですね!
このような一つ一つの気配りが女性客にうけているのかもしれません。
そして、お洒落なお店だと男性も女性を誘いやすいと思います!
開業前には数多くのラーメン店を食べ歩きしただけでなく、経営力に魅了されたお店を見つけると、断られても諦めずに20回以上も入社を志願。最終的に会社がある栃木まで引っ越しするほどでした。最後はその熱意が認められ、入社することができたそうです。
他にも2つのラーメン専門学校でラーメンを学び、アイデアやスキルを自分流にアレンジして取り入れたのだそうです。これだけ、研究熱心な坂内さんが作るラーメンの味はいかがなものでしょうか?
ラーメン好きの間では知らない人がいないという人気ブロガー
一期一会さんが来たときのことをお話してくれました。
そして聞かれる事が的確。
このスープはこれとこれが入ってるでしょ?
いや・・・、これの味も感じるな・・・、、
麺は村上朝日製麺所の〇番だよね?
さすがに麺の番号まで当てられるとは、、
一期一会さんの評価は毎回的確で
彼が高評価をつけたラーメン屋は必ず売れる!
というのはラーメン通たちの中で有名な話。
そんな一期一会さんからの淳陛屋の評価はなんと
☆4・5!!!!坂内さん、すごいです!
最後に淳陛屋の一番人気のラーメンとオススメを聞いてみました。
いつもニコニコ笑顔で向上心が高く研究熱心な店主さん。
今回は営業時間外のため食べませんでしたが、また改めて食べに行きたいお店です。
みなさんもぜひ淳陛屋へお立ち寄りください。
店名 | 麺屋 淳陛屋(ジュンペイヤ) |
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所在地 | 〒125-0061 東京都葛飾区亀有2丁目68-5 サンハイツ亀有105 |
営業時間 | 11:00~14:30 17:00~20:30 |
定休日 | 不定休 (入口に今月の営業スケジュールが貼り出されてます) |