飲食店ではなく弁当屋を開業したい!という方は、弁当屋のメリットや開業のために必要な資金などをチェックしましょう。
飲食店と弁当屋はどのように違うのか、どちらの方が自分に合っているのかを考えたり、他の弁当屋とは違うコンセプトを考えたりすることで弁当屋の経営を安定させられます。
弁当屋は注目されている業界です。
なぜこれからの弁当屋開業がおすすめなのか、その理由を3つ紹介します。
新型コロナウイルスの影響により外食の需要が減り、飲食店の経営が危ぶまれています。
一方で弁当屋などテイクアウト業界は、今後も伸びしろがあると期待されています。
新型コロナウイルスの影響を受ける前からも、共働き世帯の増加や単身で暮らしている高齢者の増加によって利用者が増えており、弁当屋の需要は高まっています。
弁当屋は飲食店のように客席を用意する必要がないため、小さいスペースで開業できます。
ホールでの接客も必要ないため人件費削減にも効果的です。
配達サービスを実施すれば立地も気にする必要がなく、初期費用だけでなく維持費や人件費などさまざまな経費を削減できます。
現在外食には10%の消費税がかかりますが、弁当は軽減税率の対象となっているため8%のままです。
メニューの値上げを気にすることなく高いクオリティの料理を弁当に詰められます。
出費を抑えたい、だけどおいしいものを食べたいという層にも弁当屋は需要が高いです。
弁当屋の開業のために必要な資金や設備、資格について解説します。
まず、飲食店営業許可は弁当屋であっても提出する必要があります。
さらに食品衛生責任者が一人以上必要です。栄養士や調理師の資格があると有利でしょう。
弁当屋の開業にかかる初期費用は、好立地の場所で宣伝にも力を入れる場合は1000万円程度かかります。
しかし郊外の小さな店舗を持つ、宅配サービスをおこなう程度なら700万円程度での開業が可能です。
キッチンカーの場合はさらに安く、500万円程度で開業できるケースもあります。
飲食店の開業には1000万円から2000万円程度の初期費用が必要とされているため、それに比べるといかに弁当屋開業の初期費用が安いかを実感できるでしょう。
弁当屋の開業を成功させる秘訣を紹介します。
弁当屋の開業を成功させるには、初期費用を抑えること、宣伝をしっかりおこなうことが大切です。
初期費用を安く抑えられるのが弁当屋の最大のメリットですので、この部分をしっかり活かしましょう。
内装にこだわる必要もなく、厨房機器も中古品で十分対応できます。
弁当屋は飲食店より小さいスペースで営業することになるため、気づいてもらいにくいというデメリットがあります。
チラシを配るなどの他、SNSでの集客にも力を入れましょう。
弁当屋の開業について解説しました。
弁当屋は今後も需要が高まることが予想され、初期費用も維持費も抑えられるため開業を考えている方におすすめです。
紹介したメリットや成功の秘訣もふまえ、弁当屋の開業に踏み出しましょう。