閑散期のために飲食店がとるべき対策5選

飲食店には必ずある閑散期。いつもより売り上げが伸びないこの時期にできること、やっておくべき対策を知っておきましょう。

飲食店の閑散期とは

閑散期とは、客足が減少し売上が低下する時期のことを指します。飲食店はただでさえ、季節や曜日、天候によって売り上げの変動が大きいことが特徴です。

年末年始や年度初めなどはいわゆる繁忙期といわれており、来店が増えるに伴い、売り上げものびる傾向があります。一方で飲食店の閑散期はジャンルや立地、地域の習慣などによって異なりますが一般的には、2月、8月といわれています。

閑散期がやってくる理由

飲食店の閑散期がなぜ2月と8月なのでしょうか。それには以下のような理由があげられます。また2月と8月以外にも閑散期といわれる時期があるのでしょうか。

2月の閑散期

2月は一年の中でも特に厳しい寒さを迎える時期であることから、外出を控える傾向があります。またクリスマスや忘年会、新年会といった年末年始のイベントがひと段落し、家にこもって生活する人たちが多いということが考えらえるのです。

8月の閑散期

お盆を控え実家に帰省したり、夏休みなどの長期休暇を利用して旅行に出かける人が増える傾向があります。そのため、人の移動によって普段のような集客を見込めない環境となってしまいます。

地域イベント

近隣で大型のイベントや祭りが開催されている期間中は、通常の飲食店では客足が減少することがあります。花火大会なども同様で、出店などを利用する機会が増え、飲食店の利用が減ります。

社会的要因や経済状況

経済状況の変動や消費者の節約志向が強まると、飲食店の利用が減少することがあります。近年の例では、新型コロナウィルスによる影響があげられます。社会全体が外出を控え、飲食店では営業時間の短縮などが要請されました。

競合店の影響

近隣に新しい飲食店が開店したり、既存店がリニューアルしたりすると、一時的に集客が減ることがあり、このような状態も閑散期といえます。

上記のように、飲食店の閑散期は一時的なものも含めさまざまなことが理由となっています。飲食店ではこの閑散期を有効に活用することで、売り上げにつなげなければいけません。

閑散期のために飲食店がとるべき対策5選

飲食店では繁忙期にできる限り売上をのばすことは重要ですが、席数に限りがあるということは、売上にも上限があるということになります。

閑散期には、できる限り売上を落とさないということを意識することは重要なことですが、繁忙期のような集客が難しいためその時期に合わせた方法で集客をしていくことがポイントとなるでしょう。そこで飲食店の閑散期のとるべき対策を紹介します。

SNSでの発信

Facebook、Instagram、XなどのSNSで積極的に情報を発信し、フォロワーとの交流をおこないましょう。SNSは無料なので、出費を抑えることができます。

料理の画像をアップしたり、さまざまな店舗の情報を発信するには有効なツールといえます。また併せてクーポンなどを添付することで、集客につなげることができるでしょう。

季節イベント

2月の寒い時期のイベントといえば、節分やバレンタインなどがあげられます。それらに合わせたイベントや特別メニューの提供なども集客効果があります。この時期だからこその食材などをつかったメニューなどもおすすめです。季節や期間に応じた特別なイベントを考えてみましょう。

団体の割引

団体での予約があることで、1件あたりの売り上げを大きく伸ばすことが可能となります。そのためには、団体の割引を採用するといいでしょう。普段の団体割引よりも割引率をあげたり、貸し切りプランなどを企画し、他店との差別化を図りましょう。

新しいサービスの導入

店舗改修なども含めた、季節の食材を利用したメニューやコース、集客ツールや、キャンセル対策サービスなど、繁忙期にはなかなか手をつけることができない部分を見直し、新しいサービスを取り入れるために閑散期を有効に使いましょう。繁忙期にスムーズな対応ができるよう、スタッフの教育なども徹底しておくといいかもしれません。

リピーターへの提案

閑散期にも通ってくれるリピーターには付加価値をつけ特別感を提供しましょう。クーポンやドリンク1杯サービス、新メニューの試食会への参加資格などもまた次回につながるような提案となります。

テイクアウト

一時的な閑散期には、テイクアウトやデリバリーに力を入れることもいいかもしれません。普段店内では提供されているものをテイクアウトでお試しすることで店舗にも足を運ぶきっかけとなる可能性があります。新しいターゲット層へのアプローチとして有効な方法といえます。

まとめ

一般的に2月や8月といわれる飲食店の閑散期ですが、実際の繁忙期や閑散期は店舗によってズレや差があります。それらを把握するためには、前年の売上データや来客数などを記録し、それらを参考に自店の閑散期がいつ頃になるのか、しっかりと分析を行うことが大切といえます。

繁忙期にしっかりと売り上げを伸ばし、閑散期にはアイデアと工夫で無理のない集客でつないでいくことが理想の経営といえます。


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