風情ある古民家を改修してカフェとして再利用する古民家カフェは、おしゃれな内装や居心地の良さが人気です。
都心部だけでなく地方にも多くの古民家カフェがあり、憧れている方も多いです。
古民家カフェを開業する際には、どんなものが必要なのか、初期費用はどれくらいかかるのかについて説明します。
古民家カフェを成功させるための気をつけたいポイントについてもチェックしていきましょう。
古民家カフェの開業に必要なもの、初期費用を解説します。
古民家カフェはもとからある古民家を改修するだけなので新築よりも費用を抑えられますが、その分リフォーム費用が必要なので注意しましょう。
まず、カフェ開業に必要な資格を取得しなければなりません。食品衛生責任者、防火管理者などの資格を取得しましょう。
さらに店舗が決まったら開廃業届、事業開始等申告書の提出も必須です。
カフェにしたい古民家を購入したら、リフォームのコンセプトを決めましょう。どの程度原型を残しておくのか、どの部分はリフォームすべきなのかを考えてみてください。
そのままの趣がある店内でも、トイレなどの設備は最新にする必要があります。夏や冬の室温の管理はしやすいか、清潔感はあるかなどの点も気をつけましょう。
カフェを開業する際、敷金、礼金、仲介手数料、家賃の他、厨房機器も揃えなければなりません。
厨房機器や設備の導入に300万円程度必要で、リフォームには600万円から1000万円が必要です。
どの程度リフォームをするのか、業者に依頼するのか自力で改修するのかによっても大きく費用は変動します。
余裕をもって、1500万円程度の初期費用を用意しておきましょう。
古民家カフェを開業するにあたり、成功のための3つのポイントを解説します。
古民家カフェにする物件選びは慎重に行いましょう。
素敵な物件でもアクセスが悪いと立ち寄ってもらえません。良い立地の古民家は家賃が高いというデメリットもあります。
経営を続けられる家賃、ある程度リフォーム費用を抑えられる物件を見つけることが大切です。
リフォームを自力で行う、最低限のリフォームで済ませるなど、初期費用を抑えましょう。
必須の厨房機器は、新品でなく中古品を選ぶことで大幅に節約できます。
家具やインテリアを手作りするのもおすすめです。
古民家カフェは現在数が多く、競合がたくさんあります。オリジナリティのあるメニュー、古民家カフェの内装にあうメニューを考えましょう。
看板メニューができれば、クチコミが広がって古民家カフェの経営が軌道に乗りやすくなります。
古民家カフェの開業に必要なこと、初期費用などについて紹介しました。
居心地がよくおしゃれでゆったりとした時間を過ごせる古民家カフェは人気のカフェの一つです。
同じような古民家カフェに埋もれてしまわないように、オリジナリティを出すことも大切です。
リフォーム内容や厨房機器、設備でしっかり初期費用を抑え、開業後もスムーズに営業を続けられるようにしましょう。