コロナ対策として外食を控える方、旅行を控える方が増え、飲食店に大きな打撃を与えています。
今後飲食店の経営を続けていくためにも、ネット通販を導入することも検討してみてください。
ネット通販を始める前に確認しておきたいポイントを紹介します。
飲食店がネット通販を始めると、コロナ禍で低下した売り上げを回復させられます。
それだけでなく、普段気軽に行けない人気店がネット通販を始めればより多くの人に料理を楽しんでもらえます。
地方に住んでいてなかなか行けなかった飲食店の料理も、ネット通販を利用すれば楽しめるというメリットがあります。
さらにネット通販を利用したあと「やっぱり店舗で楽しみたい!」と思ってもらえれば、コロナが終息したあとの顧客獲得にもつながります。
飲食店がネット通販を始めるにはさまざまなステップがあります。
飲食店の営業許可があるかたといって勝手に通販をしていいわけではないので、手順をきちんと確認しておきましょう。
飲食店がネット通販を始めるには、飲食店の営業許可の他に食品製造許可を取得しなければなりません。
これは保健所に申請するもので、ネット通販をする食品によってさまざまな許可を得る必要があります。
この申請が降りるまでには10日以上かかることが多いので、早めに準備を進めましょう。
どのメニューをネット通販するか、どんな状態で販売するかによって申請の内容を考えなければなりません。
許可を得たら試作、検査に入ります。
お店で食べるのと変わらないクオリティを維持するにはどんな調理方法、保存方法が必要なのか、ウイルス、アレルギーの検査に通るか、さらに異物混入の可能性はないかなどを確認してください。
ネットショップの開設方法は、すでにあるECモールに出品する、自社でネットショップを立ち上げる、ネットショップの作成を専門の会社に依頼する方法があります。
既存のECサイトは出品が簡単で集客率も高いというめりっとがあります。
冷蔵にするか冷凍にするか、どのような梱包が必要か、配送方法はどうするかなども選ばなければなりません。
調理方法や食べ方を説明する用紙が必要な場合もあります。
その他納品書、店舗の案内、メニューなど、同封するものも揃えましょう。
せっかくネット通販を始めても、周知されなければ意味がありません。
店舗のSNSで発信したり、既存ECサイトを利用して集客率を高めたりといった宣伝も必要です。
新規の顧客を狙うだけでなく、その店舗のTシャツやマグカップなどのグッズを作成してその店舗のファンにも楽しんでもらえるアイテムを考えましょう。
また、ネット通販は梱包や送料が高くなってしまいがちです。店舗で食べるのと変わらない料金でネット通販をおこなうと採算が合わなくなってしまう可能性もあります。
どうすればコストを抑えられるかも考えなければなりません。
コロナ禍の影響でネット通販に踏み切る飲食店は増えています。
飲食店がネット通販を始めるには、さまざまな申請や手続きが必要です。
すぐに始められるわけではないので、きちんと手順を踏みつつしっかり準備を進めていきましょう。