コンセプトの設定や物件探しなど、飲食店は開業するまでに半年~1年程度時間がかかります。進捗確認のためにもフローチャートを作成し、予定を確認しながら進めましょう。
この記事では、飲食店開業までにかかる期間と、フローチャートの作り方を解説します。
飲食店の開業では半年~1年程度準備期間が必要です。また、開業が予定通りに進まないと、余計な費用がかかったり、準備不足のまま営業をスタートしたりする結果となってしまいます。
進捗を確認するためにも、飲食店の開業ではフローチャートを作成し、随時、軌道修正していくことが大切です。
飲食店開業のフローチャートでは、開業当日までの作業を1ヵ月単位で逆算し、今なにをすべきか定めていきます。
ここではそれぞれの段階で、やるべきことを解説します。
開業の1年前から「どのような店にしたいか」を具体的に決定していきます。
誰に・何を・どのように・いくらで提供するか、細かな条件は「6W3H」などの考え方にあてはめると分かりやすいでしょう。
店のコンセプトが固まったに、融資を受けるために事業計画書を作成します。事業計画書では店のイメージを具体的な数字(メニュー価格、売上、利益など)に落とし込んでいく作業が必要です。
物件選びでは、次の点を確認しましょう。
物件選びでは、何件も内見し、広さ・賃料・状態・駐車場の有無なども含めてベストな物件を探しましょう。
物件を借りたら内装工事をします。内装工事を依頼する業者を選ぶ際は
上記を確認しましょう。
店舗の内装は一度施工すると、リニューアルも難しくなります。そのため、真摯に向き合い、要望を尊重してくれる業者を選びましょう。
メニューは原価率の30%を上限として作成しましょう。原価を考えず自由に決めてしまうと、利益を圧迫しかねないため注意が必要です。
さらに、
上記を確認しながら、設計しましょう。
店舗で使う備品や食器の発注を行います。
また、スタッフを雇用する場合は、採用活動をはじめましょう。
開業の際は官公庁で、下記の手続きが必要です。
【保健所】
【税務署】
開店1週間前には、当日の予行演習を行いましょう。
また、プレオープンを行えば、満席時の対応や、実際に料理ができるまでの時間など、当日の課題も理解できるため有効ですが、対応がままならないと悪い口コミが拡散される可能性もある点には留意しましょう。
飲食店を開業するには半年~1年程度時間がかかります。
開店までに必要な準備を抜け漏れなく把握するには、フローチャートの作成が有効です。
開業日時は早まっても、遅くなっても、売上などに影響がでる可能性があるため、計画を立ててすすめましょう。