カフェやレストラン、バーなどの飲食店にはテラス席を設置しているところも多いです。
店先が華やかになり、おしゃれで開放的な気分で食事を楽しめるテラス席ですが、設置には申請が必要です。
飲食店にテラス席を設置したい方のためにその方法やメリットを解説します。
飲食店にテラス席を設置する場合は、保健所に「屋外客席設置届」を提出しなければなりません。
設置にはいくつかの条件があります。
屋内の客席と隣接した場所に設置すること、テラスの範囲をしっかりと区別すること、屋内の客席よりも客席数が少ないことなどのルールがあるため、条件を満たすテラスを用意できるようにしておきましょう。
飲食店でテラス席を設置するメリットについて紹介します。
テラス席の設置を考えている方はぜひ参考にしてください。
テラス席で楽しそうに食事をしている人がいると、自然と人の視線が集まります。
料理がおいしそう、テラス席がおしゃれなどの理由でお店に入ってくれる人が増えます。
テラス席でお客様が食事をしていると一目で客層やお店の雰囲気もわかるため、入りづらい場所にある飲食店もテラス席を出すことはおすすめです。
テラス席は暑い時期や寒い時期にはなかなか使われにくいですが、テラス席を有効活用する方法もあります。
テラス席の利用でドリンクのサービス、飲食代の割引など、キャンペーンを開催すればテラス席を活用できます。
パラソルで日よけする、足元にヒーターを設置するなどの対策も忘れずに。
テラス席は集客効果があるだけでなく、外の空気を感じながら食事を楽しみたいお客様にもメリットがあります。
とくに海沿いや景色がいい場所に飲食店を出す場合は、景色も十分なアピールポイントになります。
素敵な景色を楽しめる、キレイな写真を撮れるなどSNSで話題になれば、さらに集客効果も期待できます。
飲食店のテラス席は夏や冬だけでなく、悪天候の日も使えません。
そのため屋内の客席が満員になり、テラス席は開いているのにお客様を待たせてしまうことにもなってしまいます。
テラス席を減らして屋内の客席を増やすこともおすすめです。
また、テラス席は屋外にあるため、屋内以上に衛生管理が重要です。
きちんと掃除することはもちろん、食事にゴミが入らないようにする、排気ガスが気になる場所なら植木などでテラス席をガードする、害虫対策をするなどの工夫をしましょう。
住宅街の場合は夜間はテラス席を解放しないなど、近隣への騒音対策を考えておくことも大切です。
飲食店のテラス席について解説しました。
テラス席を設置したいときはまず保健所に届け出を提出しなければなりません。
客席数やテラス席の範囲など、保健所が定める条件を確認し、条件に合うテラス席を用意できるようにしてください。
テラス席は集客効果があるだけでなくお客様にも喜んでもらえるポイントです。
テラス席がその飲食店のアピールポイントになることもありますので、届け出を出したらテーブルやイス、配置など、こだわりを持って作り上げていきましょう。