居酒屋の内装工事をする場合、相場として一坪あたり30万円程度の予算を見ておきましょう。
また、内装工事は頼んで1週間後に終わるようなものではなく、たいていの場合着工から完成まで2~3ヶ月かかります。
場合によっては内装材や設備の発注が遅れて完成日が遅れることもあるので、費用や工期には余裕を持たせておくことも大切です。
今回は、居酒屋の内装工事にかかる費用やスケジュール感、内装工事をする際の注意点などを解説していきます。
一般的に、居酒屋の内装工事を頼む場合、一坪30万円前後の費用が必要です。
条件によっては相場より安く依頼できることもありますが、20坪のテナントを居酒屋に改装するなら600万円は用意しておくとよいでしょう。
本格和風居酒屋など、高級志向を取り入れた居酒屋を開業する場合、内装工事の費用が相場より高くなってしまうので注意が必要です。
席と席の仕切りを高級感のある木材にしたり、琉球畳を使ったりと、高級な内装材はこだわり出すときりがありません。
また、質感や触り心地を重視して自然素材の内装材を多く使った場合、素材のメンテナンスも必要になってきます。広い店舗だと必要な素材量と価格が跳ね上がる点にも注意が必要です。
居酒屋などの飲食店として出回っているテナントには、廃業した飲食店の什器や内装が残されている居抜き物件と、完全に何もない状態のスケルトン物件があります。
このうち、居抜き物件の内装を一部流用できるなら、内装工事の費用を安く抑えられるでしょう。
一方、スケルトン物件の場合ゼロから何もかも内装工事をする必要があるので、費用が高くなりがちです。
ただし、居抜き物件のように残っている内装や設備を処理する必要がないので、予算さえあれば好きなようにデザインできます。
周辺に同じような方向性や内装の店舗がない、新しいコンセプトの居酒屋を出したい、または大衆居酒屋等などで凝った内装にする予定がないといったケースだと、スケルトン物件のほうが楽に内装工事を進められるでしょう。
居酒屋の内装工事は、仕様を決めてから2~3ヶ月かかるのが一般的です。
ただし、実際には内装工事をはじめるまえまでに保健所や消防署、警察署などへ届け出をして営業許可を取ったり、店舗デザインの仕様書を相談しながら作ったりする時間も必要になります。
具体的なデザイン案がない場合は、さらに1ヶ月から2ヶ月ほど時間がかかることも想定しておきましょう。
また、業者側や設備を販売している会社側の都合で、工事の着工や進行が遅れるといった事態も少なくありません。
内装工事が終わってすぐ開業するようなスケジュールを組んでいると、万が一内装工事が間に合わなかった場合オープンできないので、工事の完了日とオープン日は少し余裕を持たせることをおすすめします。
居酒屋の内装工事を依頼する場合、用意した予算を使い切らないように注意しましょう。開業後固定客をつかむまで、多くの場合飲食店は赤字が続くため、最初に予算を使い切ると運転資金などにも困る事態になってしまうからです。
居酒屋の開業時は、内装工事に一番お金がかかります。
内装工事の費用やスケジュール感を把握していないと、予想以上に費用がかかって運転資金が足りなくなったり、オープン当日に工事の完了が間に合わなかったりするので、注意が必要です。
ちなみに、一般的な内装工事業者の場合、2~3ヶ月かかる工事の期間ですが、厨房屋なら大体1ヶ月ほどで工事を完了させることができます。私たちはこれまで20年以上に渡り4,000件以上のお店のオープンに携わってきた経験があるので、店舗デザインへの提案力や使える設備の有効活用など、使えるものをうまく使った低コストで効率的な工事が可能だからです。
これから個人経営で居酒屋を開業したいという方は、ぜひ一度、厨房屋へご相談ください。