新型コロナウイルス感染対策の一環としてすっかりなじみ深いものになったマスクですが、飲食店ではどうしても気が緩みがちです。
飲食店が入店客にマスクの着用を呼びかけるにはどんな方法があるのかを確認しましょう。
飲食時はマスクを外さなければなりませんが、その際に会話をすることで飛沫感染のリスクが高まります。
とくに向かい合って座っている場合、横並びであっても相手の方を向いて会話をした場合は注意が必要です。
その飲食店で感染者が出たり、スタッフに感染したりすると必要に応じて保健所の指示に従い消毒作業をおこなわなければなりません。
利用客だけでなく従業員を守るためにも、入店客にマスクの着用を呼びかけることは大切です。
マスクを着用していない客の入店を拒否したところ、そのことをネットに書き込まれて店舗へのいたずらが止まらなくなったというトラブル事例があります。
なぜマスク着用を求めているのかを理論的に説明し、丁寧に対応する姿勢が求められています。
マスクの着用を拒否する客とのやり取りはホールのスタッフがおこないますので、マニュアル化しておき、さらに万が一の際は店長が対応するなどのトラブル対策を考えておきましょう。
飲食店が入店客にマスクの着用を呼びかけるのは、今や必須とも言えます。
トラブルを防ぎ、入店客に協力してもらうにはどのような方法があるのかを紹介します。
入店後のトラブルを避けるため、入店前にマスクを着用していない方は入店できない旨を伝えましょう。
直接伝えるのではなく大判のポスターに印刷してわかりやすく展示しているケースが多いです。
マスクをどうしても着用できない理由がある場合はその旨をスタッフに伝えること、店内ではできるだけマスクを着用してもらう、または会話を控えてもらうなどの協力をしてもらいましょう。
入店時、検温と同時にマスク着用についての説明をするというのが一般的です。
食事中以外はマスクをする、必要以上に大きな声で会話しないなどの説明をしましょう。
店内や店前にポスターを貼っていても、きちんと見てくれない客は少なくありません。
今一度改めてスタッフから説明を受けることで、しっかり把握してもらいやすくなります。
客席にもポップを展示して再度忠告します。
どんなに飲食店がマスク着用を呼びかけても最後は入店客頼みになってしまうので、できるだけ目に留まる機会を増やしましょう。
手書きのわかりにくいポップではなく、目に留まるような印象的なデザインのポップがおすすめです。
このようなポップを作成してダウンロードできるようにしているサイトはたくさんあるのでぜひ探してみてください。
飲食店で入店客にマスクの着用を呼びかけるポイントを紹介しました。
飲食店は感染リスクが高い場所であり、飲食店のスタッフだけでなく利用客の協力も大切です。
なぜマスク着用が求められるのか、どのようにマスクを着用すべきなのかをわかりやすく説明し、利用客に協力してもらいやすい工夫を考えましょう。